<コロナ真理教の人々⑤>byカイジロウ
【人は信じたいことを信じる】
野口英世は日本人の誰もが知る人物ですが、その医学的業績が否定されていることはあまり知られていません。
仮にその事実を知っても、「当時は仕方がなかった」と同情的な人が多いのです。
我々がお札にもなった野口に心を寄せ、野口ワクチンの犠牲者を顧みないのは、野口の囲炉裏に落ちた事故をバネに世界的科学者となった英雄譚に共感し、彼の歴史的評価に目を向けないからです。
ですが不遇の境地から世界的名声を得た努力の評価が主眼ならば、それは教訓や道徳の類であり、科学ではありません。
科学的事実を蔑ろにして見たくないものを見ない姿勢が薬害を生みます。
野口を取り上げるとすれば、むしろ当時評価された業績が後世否定されうるという反面教師としての文脈の方が、研究を志す現在の若者に対して余程有益と思われます。
我々の多くはコロナ騒動で「コロナは死の感染症」「自粛に意味があった」「マスクは有効」「ワクチンは効果的で安全」という信じたい言葉を信じましたが、それらは全て嘘でした。現実はこんなにも残酷でした。
このワクチンが史上最悪の薬害と確定した今になって、その発明者にノーベル賞が与えられるという事実が、今の時代の非科学信仰ぶりをよく表しています。
ゴーマニズム宣言一巻のコピーは「権威よ死ね!」でした。
様々な権威が小林先生の前に敗れ去りましたが、医学という権威は薬害エイズを経ても生き長らえ、情報災害(インフォデミック)と史上最大の薬害を引き起こしました。
医学的権威への妄信という邪教の存在は、このコロナ騒動で浮き彫りになりました。
医学信仰が我々に不利益を及ぼすことがある以上、私たちは科学を片手に、医学と闘う必要があります。
【トッキーコメント】
野口英世についても扱ってましたが、NHKの『フランケンシュタインの誘惑 科学史 闇の事件簿』には、そういう医学の闇歴史がいくつも取り上げられています。
いくらでも実例があるのに、人は歴史を振り返らない、事実に目を向けない、そして「闇の事件簿」のファイルは増えていくわけです。
それを少しでも防ぐために!
この本は重要なのです!